水素水に期待できる効果として、がんやリウマチの改善についてまとめています。
40年近くの間、日本人の死因1位となっているがん。発症すると体中の至る所に巣食うこの病気は、細胞が異常増殖することで遺伝子に異常をきたして引き起こされます。
さまざまな要因組み合わさって発症さするとされていますが、そのメカニズムは完全に解明されておらず世界中の研究機関や医療施設で日々研究・治療が続けられています。
がんの主な治療法は抗ガン剤や切除手術、放射線治療が挙げられます。最近では粒子線治療や遺伝子治療など最先端医療を受けられる医療機関もあります。
こうして日々進められているがんの研究・治療のなかで、水素水が役に立つ可能性があることが分かってきました。
抗がん剤の投与や放射線治療を受けた場合、多くの患者さんは辛い副作用と直面します。そればかりでなくシスプラチンといった抗がん剤を使用したり、体内の水分と放射線が反応すると大量の悪玉活性酸素が発生してしまいます。
がんの切除手術を受けると体内は酸化ストレスにさらされ、ここでも活性酸素が大量に発生します。これによって遺伝子が傷つくことで免疫力・治癒力が低下し、また、大量に生み出された悪玉活性酸素は、がんの再発や転移の原因ともなりえます。
水素は抗がん剤や放射線が持つ抗腫瘍効果を弱めること無く悪玉活性酸素だけを取り除くことができるので、副作用の軽減やがんを縮小させる可能性が見込めます。
リウマチは骨や軟骨が崩壊を起こす慢性的な炎症性の疾患です。原因は未だ解明されていませんが、過労やストレスによって発生する活性酸素が関与している可能性があります。
2012年に福岡・原土井病院の医師がリウマチ症状の改善に関する論文を発表しています。
その論文によると20人のリウマチ患者に対して、延べ8週間にわたって高濃度の水素水を投与した結果、数値の改善が見られたそうです。特に、発症から1年未満の患者5人中4人は臨床試験終了後に、リウマチの症状が出なくなったとも記録されています。
水素水は抗酸化作用の他にも抗炎症作用や抗アレルギー作用があるとされており、最近では水素療法の可能性が脚光を集めています。